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ちょっとエロ風味なスキンシップを図るだけになっていた

亜里沙への肩揉み。
もし、他の生徒にそんなことをやろうものなら、すぐにセクハラだと騒がれ、問題になってしまう。
ところが、亜里沙だけは別だった。
最初こそ、恐る恐る肩を揉んでいたのだが、本当にくすぐったくて嫌がっているだけで、男性に身体を触られている嫌悪感がなさそうだということがわかってきた。
そうなってくると、俺も少しずつ大胆になってきてしまう。
それから半年もした頃だろうか。
この頃になると、亜里沙に肩こりの症状が少しずつ現れだしたのと、慣れてきたからか、肩を揉んでいてもあまり逃げなくなっていた。
加えて、俺自身のマンネリ化があった。
そこで、新しい刺激をということで、肩揉みのかわりに、今度はわき腹をつっついてみることにした。
「やん。くすぐったい!」
びくんと身体を震わせて逃げようとした。
おう、これこれ。
一見すると過剰とも思える、必死に逃げるこの反応がたまらねぇ。
「お前、感じやすいなー」
当時中2の亜里沙には、そのままストレートに受け止められたようで、「だって、くすぐったいものはくすぐったいんだもん」というまっとうな返事だった。
このわき腹攻撃も、はじめは遠慮がちに指で軽くつつくという程度だったのだが、これまた本人が性的な嫌悪感を感じていないようで、徐々にエスカレートしていった。
わき腹揉むように掴むと、亜里沙はくすぐったさの絶頂になるのか、本当に身をよじって必死になって俺の手から逃げる。そうはさせじと、しつこく俺の手が追い回し、亜里沙のわき腹に襲い掛かる。そして、隙を見て亜里沙の肩へと攻撃を切り替えたりもした。俺の手は、遠慮無しに縦横無尽に亜里沙の肩、背中、わき腹を駆け巡るようになった。
当初の、恐る恐るな態度なぞ、もうどっかに吹っ飛んでいってしまった。
さらに調子に乗った俺は、わき腹を揉みながら、おなかのほうに手をスライドさせていったり、太ももまでも開拓していった。
おなかや太ももにまで網を広げたときは、あとになって我に返ったときに、「(態度で嫌がらないだけで)親に相談して発覚して怒られるかもしれないなー」という心配が頭をよぎったりもしたのだが、そういったことも全くなかった。
苦情とかもなかったので、安心した俺はさらに増長した。
しまいには、珍解答とか関係なしに、ことあるごとに亜里沙の身体をくすぐるようになった。
もはや、お仕置きとかそんなのは関係ない。
単に女子中学生の身体をべたべた触るだけの、ちょっとエロ風味なスキンシップを図るだけになっていた。
続く。
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15.2012

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