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私のMっ気が少し目覚めた日

お久しぶりです。優菜です。
今日は前回投稿した綾はM。私はS?の後の話です。
あれから私たちはいたって平和な日々を過ごし学年も2年にあがっていました。
いつの間にか綾の家族と私の家族も仲も深まり家族総出で食事会なんかもしてました。
そして、ゴールデンウィーク。私と綾の家族一緒に1泊2日で旅行に行った時の話です。
旅行先は某有名温泉街。題して温泉めぐり旅行です。
お互いの両親の仕事の都合で1泊2日と短い旅行になってしまいましたが、わくわくどきどきの温泉旅行になりました。
私たちは昼過ぎに旅館につきチェックインを済ませ、2、3軒温泉を家族で周り一日目は皆で宴会をして盛り上がりました。
そして翌日の朝食の後、各々自由行動をとることになりました。
まだ9時過ぎだというのに温泉街は観光客で既に賑わっていて、お土産屋さんや温泉も開いていました。
温泉街は山にあって、私たちは一番上から順に温泉を巡る事にしました。
一軒目の温泉に入っているとき綾がこんな事を言いました。
「今日はのぼせても全部の温泉回ろうね」
私もそのつもりでしたし、何より温泉旅行にきて温泉を楽しみ尽くさないなんてもったいない!と思っていたので、私は
「当たり前じゃん!」
と元気良く答えてました。
綾はニヤッと笑って
「本当かな?」
と言います。
「何よ?」
と私が怪訝そうな顔をすると
「別に、ね」
と綾は湯船からあがりました。
「もうあがるの?」
と私が聞くと
「全部回るんだから、長いことつかると温泉に中てられるよ」
と綾は自慢げに言いました。
「そうなんだ」
と私も先に行く綾を追ってあがりました。
その後も「冷え性に効くって~」とか「筋肉痛にも効くの?」と効能を楽しみながら順に温泉を回りました。
昼前になって綾に
「そろそろご飯行く?」
と聞くと綾は
「もう一軒だけ行こうよ」
と私の手を引きました。
「りょ~かい!」
と私も乗り気で答えました。
綾は次に回る予定だった温泉を通り過ぎ、別の温泉へと私を連れてきました。
「順番に回らないの?」
と私は綾に聞きました。
「ここはお昼時じゃないと入りにくそうだから」
「どういうこと?」
「みんなお昼ごはんを食べに行って空いてるってこと」
「そういうことか」
と私は、なるほど人気のあるところなんだと納得していました。
受付済ませ早速脱衣場へ。
服を脱ぐとき綾は今までは巻かなかったタオルを体に巻きつけていました。
私はなんだろう?と思ったのですが、何も考えないままタオルは巻かずに胸に当てて温泉の入り口の方へ進みました。すると道は二つに分かれていて
「もちろんこっち行くよね」
と立ち止まった綾が指差したのは「混浴 大浴場」の立て札。
私は思わず
「えええ?」
と声をあげました。
「嫌?」
とねだる様な綾の目を見ると嫌とはっきり言えず
「ん~、でもねぇ」
なんて曖昧に私は答えました。
「行こうよ」
「ん~でも…」
「嫌なの?」
「綾は嫌じゃないの?」
「うん」
と綾ははっきりと答えます。
私はため息をついて体にタオルを巻き
「わかった」
と言いました。
「えへへ」
と綾ははにかんで私の手を引き細い廊下を進みました。
そのまま何のためらいも無く綾は大浴場の扉を開けます。
私は緊張しながら綾に手を引かれ中へ入りました。
周りを確認するとやはり男の人が数名居ました。
もう、そのときは体にタオルを巻いてるとは言え、恥ずかしくてしかたありませんでした。
湯船のふちに看板があって一般的なマナーが書いてあります。
綾はそれを指差して
「だってさ」
と言って体を隠していたタオルを取り桶でかけ湯をしはじめました。
そしてそのまま中に入ります。
「ちょっと、綾…」
と私が固まって言うと
「ほら、書いてあるじゃん。かけ湯してください。湯にタオルをつけないでください。って」
と綾は看板を指差します。
「でも…」
と私が言った瞬間!
綾の出が私のタオルを掴みました。
あまりに突然で私は
「キャッ」
と悲鳴を上げてしまいました。
周りに居た男の人も女の人も私たちを見ます。
タオルは綾の手に引かれ私の体から離れました。
混乱した私は慌ててかけ湯をして中へ入りました。
「ふふっ」
と綾は笑って私を見ます。
「もう…」
と私はお湯にどっぷりとつかってふくれっ面をして見せました。
「見られちゃったね」
私は何も答えませんでした。
お湯は白く濁っていてお湯につかっていれば何も見えないので、しばらく時間が立つと私も落ち着いて
「綾は恥ずかしくないの?」
と綾に聞きました。
「恥ずかしいよ」
と素直に答える綾に私は
「もう…まったく…」
とまたしてもため息を吐きました。
「でも、以外に若い女の人多いね」
と綾は辺りを見回しながら言いました。
確かに男の人は年配の方が多いのに対し、女の人は私たちぐらいの人は居なくても20代らしき人は数名居ました。
「皆平気なのかな?」
「どうだろ? 私たちと同じ目的だったりして」
と綾は悪戯に笑みを浮かべます。
「私たちってどういう意味?」
「え?」
と綾は笑って
「見られたいって事」
と言いました。
「私は見られたくないよ」
「またまたぁ~」
と綾の手が私のアソコを触ってきました。
「ちょっと、やめてよ」
と私は声を低くして言い返します。
「お湯を汚さないようにって書いてあるのに濡らしちゃって」
と綾の指が私の割れ目を上下に触ります。
「濡れてない!」
と私は否定したものの綾の指の感覚がぬるぬるしていたのを感じていました。
けれどそれはすぐにお湯に溶けて無くなりました。
「あはは」
と綾は私から手を離し
「出ようか」
と言って温泉からあがりました。
そのままその場で体を拭きます。
私も開き直って綾に続きました。
綾が体を拭き名がら声を低くして言います。
「ほらほら。あそこのおじさんこっち見てるよ」
「もうっ」
と私も声を低くして返しました。
混浴を出てからは普通に昼食をとって、残りの温泉を回ってから家族と合流し帰宅しました。
寝る前に綾から
「今度は混浴めぐりツアーしたいね」
とメールが来ました。
私は
「そうだね」
と返信して目を閉じました。
混浴なら見られて当然だしなにもおかしくないじゃん!
私のMっ気が少し目覚めた日でした。
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12.2012

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